2012/01/19

コダック経営破綻とコダックの思いで話を少し

コダックが経営破綻、破産法11条による事業再編を申請 -- Engadget Japanese


う〜ん…とうとう来てしまったかという感じ。
自分が思う程度の事は記事に書いてあるので、何故そうなったかなんて野暮な事は書きませんが、フィルムはコダック派だったので物悲しい気持ちです。
ということで思いで話を少し…。

フィルム時代のコダックは、フジやコニカと比べてマニアックな製品が良かった。
最小限の製品を提供していたフジに比べ、かゆい所に手が届く様な…例えば天体写真用途に使われた、コダックスペクトロスコピックフィルム タイプ103aシリーズなんてものまであった。
青しか感光しないオルソクロマチックのタイプO、パンクロマチックのF、そして一番なじみの深い、赤のHα光が良く写るタイプE…。
フィルムベースからの反射を抑えるバッキングがあるため現像の最初に水を通すのだけど、それが真っ黒でビックリしたのも良い思い出。
乳剤が柔らかくて、ちょっとした温度差で縮緬状のレチキュレーションを起こしてしまったのも良い思い出(笑)


他にも水素増感などに使われた超微粒子フィルムテクニカルパン2415。当時、あまりに微粒子な故に、解像度は35mmでもシノゴに匹敵するとまで言われた。実際ルーペで覗いても粒子は見えず、レンズの性能を100%出してくれた。
このフィルムでの撮影時に、フィルム上に小さな小さなダニらしきものが乗っていたらしく、ベタ焼き状態のその姿をルーペで観察すると、足の産毛?の一本一本までがクッキリと写っていた事は良い思い出(笑)

コニカ赤外よりも長波長で感度の高いハイスピードインフラレッド…。ダークバッグに入れないでフィルム交換したら被ってしまったのも良い思い出w
天体写真以外でも楽しませて貰った。あ、変な意味ではないです(笑)

どれも非常に特徴的で、しかしニッチな市場の中、頑張って提供していてくれたと思う。
コダクロームも忘れちゃいけないね。他にも数え切れないほど、コダックならではの製品が昔はあった。時代の変化を垣間見た気がする。

フィルムや現像液などのデータシートがPDFであるので、記念?記録として残しておきたい方は探してみてください。
Google 検索 - filetype:pdf site:http://www.kodak.com/JP/plugins/acrobat/ja/