2015/01/31

ハイスピードカメラで一眼レフのシャッターを撮影

前にもミラーアップ、ダウンに着目したスローモーション撮影の映像がありましたが、今回面白いのはシャッター幕の動きです。



一眼レフのカメラで多く使われているフォーカルプレーンシャッターは、大きく分けて先幕と後幕に分かれます。
先に先幕が動き露光が開始され、指定秒数(シャッタースピード)経った所で後幕が動き、受光素子を覆います。
昔これを説明するのに使った動画があったので、ついでにアップ。
 
この秒数は幕の速度…幕速に影響され、幕速が速いほど速いシャッタースピードが切れますが、そこには物理的な問題で限界が発生します。
そのためシャッターを全開にせず、狭いスリット状態で素子への相対速度を上げます。
 
このシャッターが全開になるか、スリット状態かの境目が「 X 」=シンクロスピードです。
通常フラッシュ光は一瞬しか光りませんので、スリット状態のシャッターだと光が当たらなくなる場所が生じますので、シンクロスピードより速いシャッターで切ると失敗写真になってしまいます。

フルシンクロフラッシュ…FP発光とかいろいろな名称で呼ばれていますが、こういった発光モードだと、通常一瞬しか光らないフラッシュ光を連続で発光させ長い時間一定の光量を与えることが出来るようになるので、速いシャッタースピードでもフラッシュ光を活かすことができます。

500px ISO » Unbelievable Photography » Fascinating Super Slow-Mo Video Reveals How a DSLR Camera Shutter Works